当社工具長測定ソフトの特徴(精度確保の分のみ)



1.工具交換後加工前による測定

ATC動作の再現誤差の解消
外段取測定はどんなに精度を出してもATC誤差は測ることは出来ません。またデータ転記ミスも生じます。

2.ワークの高さ

当社ではワークの高さはテーブルの一定ポイントからの距離を基準としています。
大多数のユーザーはスピンドルテーパゲージラインが機械原点にある位置からワーク基準(上面)までの距離を基準としており
@ワーク基準までの距離がより大きいため時系列的熱変化を受けやすい。
Aゲージライン基準は工具交換の再現誤差をもろに受け誤差を拡大することになる
などの原因で当社式の方が有利です。

3.G31による信号取り出し手順の違い

多くのメーカ製のソフトはF500〜F400で#5063からZ位置を割り出すのに対し当社ソフトはF15からF20で#5023からZ位置を割り出しています。
Z面を仕上げる加工の時、Z軸は停止しているのですから#5023から割り出すほうが絶対精度を出すには適しているのです。


4.精密測定

当社では精密測定を2回行い、そのバラツキが一定量以下(例3μ)である事を確認して終了しています。
通常の精密測定1回のみでは切粉噛みなどが発見できないのです。

5.高速回転

一定以上の高速回転(含増速スピンドル)で使用する時スピンドル熱変化補正のため自動的に暖気運転を行った後
工具測定を行う事により切削状況に近い測定が可能になっています。

6.不良を防止

工具磨耗や熱変化などによる仕上げ不良を防止するためZ仕上げ面直前(例えば0.1)に再測定して、
刃長修正の上仕上げ加工する事により精度向上しています。(NCテープ対応)
(注1):及びの項目が精度確保のためかなり重要な項目ですが2項の内容は実際の作業手順を大幅に変えるため
現在自動工具測定をされているユーザー様の場合、特にハードルが高いことになります。この場合、恒温室(含熱変化補正装置)や2面拘束の工具などで充分対策をとられる事が必要です。
(注2):熱変化補正装置のついた工作機械の場合、当社ソフトは適応出来ない場合があります。
工作機械メーカのソフトをご利用下さい。(Vセンサーのソフトは問題なくご使用なれます。)また当社方式は100%の工具を自動測定する事が条件です。この為広い平面を持つセンサ‐が必要となります。







商品一覧に戻る

















[PR]動画