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加藤金型の社歴、実績などを
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1学習(本業のTahiland進出)
1-1 雨後の竹の子

文字どうりの現象が当時この地に見られた。敗戦直後の日本もそうであったろう
まさに今で言うベンチャ−達、ホンダ、ソニ−もこの中にあった。
将来の夢は誰もが共有している。そして手本は先進国。その中に夢をもう一度の外国企業。


1-2 手作りの出発
人手頼りで足りない物ばかりのベンチャ−達は苦しいが楽しい。
人々は競い、いさかいを繰り返し自分の仕事を物にしていく
無駄は多いが売り手市場の商いは今の日本とは比較できない。要は経営重点項目が全く異質だ
ビジネスではあるが「実るほど頭を垂れる稲穂かな、衣食足って礼節を知る」等の諺はこの状況を納得させる。


1-3 復習
この状況は我々も「いつかきた道」であり二度目の体験は一度目の体験をうまく
卒業出来なかった私にとって苦しく、良い勉強となった。若い時期人嫌いで
従業員とのコミュニュケ−ションがとれない悩みの解決も二度目は少し上手くなった
英語も含め、神様は苦手を逃げた人を許さないものだと感じた。


1-4 ボ−ダレスの時代?
何度か目の海外進出ブ−ムの中で有ったが、新聞等では「ボ−ダレスの時代」言われて久しかった。
が、現実は全く違った。国権は国境で途切れ日本の外務省は我々進出企業に冷たかった。
それは日本で納税している事を悔わせるものであった。米国籍であったらと思うことは良くあった。
バブル以前から日本の支店では1円の計算ミスも許さない同じ銀行が莫大な不良債権を垂れ流していた。
それは我々の預金や税金にいずれツケとなるものであった。

1-5 必要とする高度技能(修理、外注)
海外の工場は外注のレベルが望めない。
勢い内製か外注受け入れ検査能力の強化となリ日本では不要な人材、技術が必要となる。
更に設備のメンテとなると電子基板の修理技術まで必要でただのチェンジニヤでは全く歯が立たない。
ただこの点の現地人のセンスは優れておりこの点日本の技術者は学ぶ点がある。
特に電気電子技術は熟練があまり要らず技術の進歩が激しいので先進国と変わらない技術者が多い。

1-6 本能で行動するタイ人(人間の本性)
管理社会に汚されていない人々は自由な発想が出来る。
この人たちに仕事をしてもらうにはやり易さと興味を持たせる仕組みがより大切。
裏表は当然足の引っ張り合い等は動物社会を連想させる。
子供を諭す感覚まさに「やって見せてさせてみせ、誉めてやらねば人は動かじ」の山本五十六の心境である。
このような人々の様子を見ながらふとこれが人間の本性ではないかと思い帰国後従業員を見ると
確かにあまり変わらない。むしろ日本人の方がずる賢く、見えにくいが、「やっている事は同じでは?」
と思う事が多々あり。やり易さと興味を持たせる仕組みは日本でも重要である事を再確認した。


1-7 能力
管理社会に汚されていない人々の自由な発想は1つの能力と思う。
彼らの考え出す事は私達の世界では「発明」的な事がよくある。対極する事象は稼働率、効率等である。
何かをやらせると彼らはよく「何故」と聞く日本人新人従業員から久しく聞いた事がない。
指導者を煩わせたくないと思うのだろう。自由人は指導者の気持ちより、
理解しない事はやりたくない自分を大切にする。
いずれ彼らは今の日本人になり新日本人(?)たちは今の彼らの能力が必要になる。
この時代その変わり目かもしれないと考えている。


1-8 親族経営
華人は親族経営が基本、欧米の地で開業した華人では株式公開を果たすと会社を売却するという。
華人は付き合える他人を決めるのに慎重だし金をかける。
その点親族は無条件で信用出来る。この傾向は日本以外の国では一般的かもしれない。
低成長に入った日本にあってロ−コスト経営と言う観点からも参考にする点かもしれない。

1-9 したたかな中国人
合弁会社から始めたのだが、あらゆることが違うのに戸惑い驚いた。
経営者として巾が出来た事を感じている。東京、名古屋、大阪の各地方での商いのスタイルが話題にするが
華人のそれは名古屋が近い「したたか」の文字に良く合う。DELLの会長は彼らの特徴は以下の3項目と言う。
@自前の設備、教育、開発を極力控える
A現金取引
B支払いは遅く(キャシュフロ−)

2背景(一業種30年説)
2-1この会社をやるメリットは(そして今は)?

当社の創業者はどうしてこの業種を選び立ち上げたのだろうか?
始めは明確ではなかったでしょうが、また理由はいろいろでしょうが
やり始めて「なるほど儲かるな」と思ったから続けてきたのではないかと思うのです。
そして、もしやめる時がきた時「もう儲からない」からやめるのではないでしょうか?
決して「始めたことを途中で投げるな」等といった、精神論や意地のみで走ってはいけないと思うのです。

2-2 顧客は当社を必要としているか(売りは?)
どの会社も「売り」はあるのです。ただ、繁盛している会社は自社の「売り」がお客様の
ニーズに合致している時。もう一つ他社であまりこの「売り」がない時です。
また「売り」にいつも変化しながら育てるものです。そして種切れになった時、歴史(社会)に断層が生じるのです。

2-3 金を使うシステム(会社の体)
会社は必要以上に金が入ってくるとそれを使う組織が構成されてくるものです。
そしていつしか「入」と「出」がバランスするのです。成長過程ではあまり問題にならず、
むしろ成長のために必要なことでもあります。いったん成長が止まり、あるいは下降したとたん
「出」は止まらず資金ショートしてしまします。普段から金を使うシステムが出来ていることに神経
を使う必要があります。私の尊敬する先輩が最近「やりたいと思うこと」が「儲けにつながらない事」が
多くなったといわれていました。会社として立派になればなるほど利益にならない経費がかさむものです。

2-4 仕組みの崩壊
仕組みとは変化の少ない時、繰り返し同じ事をやるのに便利な枠組みを言うのではないでしょうか?
現在少なからず、変化した環境で仕組みが利かないのが日本の本当の姿ではないでしょうか?
私には変化の激しい時代「仕組み」に頼った(あだになった?)日本企業と
「仕組み」のない中国企業との差が出たと思えてなりません。
まず、次の「しくみ」ができるまで現在の仕組みが機能しない事を理解する必要があります。
さらにこれらの意味で中国と日本の企業が同じスタートラインに立っているという認識が必要です。


2-5 ゴタゴタが有る?
ふとした事で高度成長期から現在に至るまで企業で働く従業員に違いがあることに気づきました。
低成長期になると従業員は大人(?)になるのです。
周りを見渡すと高成長している業種もあり、そこでは子供(?)なのです。
私は高成長している業種のバロメーターとしてそこで働く従業員を見るようにしています。


2-6 社会的認知

金型業では「金型」と一般の人々もその漢字が読めるようになった頃から社会的認知を得たものとおもっています。
ところがその頃、時を同じくして会社経営が難しくなってきました。
加えて「型技術協会」などというものができ、学者と学生が加わるようになってからは本当に苦しい時代がきたのです。
ビジネスでは社会的認知と儲けは表裏一体となっている事を知るべきです。


3仮説(アメリカの鏡日本:過去20年間)
3-1 はじめに
かつて日本敗戦の時、進駐軍の女性通訳(米国人)が書いた『アメリカの鏡日本』というマッカーサーにより
発禁になった本がある。日本の帝国主義はアメリカ(欧米)を鏡のように真似したアジアの優等生であり、
第二次大戦は先生の影を踏んでしまったことに起因するといった、内容のものである。
私はこの姿が現在もあると仮定の上に下記の事象に注目している。

3-2 20年前から10年前までのアメリカ経済
ここ最近は別として10年間アメリカは大変好景気でしたがそれ以前の10年間はどん底でした。
日本がアメリカの10年後追いしていると仮定しても良いかもしれません。

3-3もう出た中国の日本既不学説
かつて、「アメリカから学ぶものは無くなった」といったのは日本人ではなかったか。中国の今後を見守りたい。

3-4効率(稼働率)経営と特許戦略
アメリカは為替戦略が通じない日本の効率営業に勝つ為、特許戦略を強化した(現在では
アメリカ国内では反対の動きがあるようだが)そして、日本は躓いたのです。
今後、日本はこの現実を学ぶ必要があります。


3-5国家・企業・市民
日本ではやっと企業の論理が弱くなり市民の声が中心になりつつある。中国のそれは国家から企業に移りつつ(?)ある

3-6本当に今の欧米が明日の日本か?
長い不況の中、アメリカでは無くなってしまった業種がいくつかある。
しかし、極端な政策を嫌う日本ではそこまでは変動しないと思われる。さて、その結末は・・・。

4起業
4-1 Bigベンチャーとローカルベンチャー

大市場ベンチャーは⇒幸運、無理無駄、他力本願、目立つ、天下分け目、ハイリスク、スタッフ
小市場ベンチャーは⇒自力本願、ローリスク、本人のスキル、会社のニーズに近い、目立たない
といった特徴がある。ここでは後者を中心に扱う。

4-2 ニッチ、ガリバー、オリジナル、バリュー
・認知度が低い産業
・業界NO.1が可能か
・今までとどこが違うか
・価値が生み出せるか

4-3 1人の起業、特許、スキル
・いつでも1人で再起できる内容か
・追従出来ない差別化が可能か
・個人のスキル、気力は高いか


4-4 身丈に合う投資

・小さい成功でも成果があるか
・再起できるか
・華人のセンスがあるか

4-5 十分役立つ現在の仕事(特技)
・今までやってきた事を捨てる理由はない、しかし違う事が必要
・得意(好き)を伸ばす(どんなに能力がある人も好きな人には勝てない)


4-6 大企業と零細企業(日本の中の中国)
一万人の会社では「もうダメな商品」も50人の会社ではまだ「良い商品」もある

5最後に
5-1資金が無い方が成功する?

今、何をどうやれば成功できると感じる人は多い。多くは今、金が無いのでやれないのだが、
資金に目処がつく人はやって失敗する人がほとんどである。

5-2 新聞に載るようになったら
社長が名誉職、出版、公演などをはじめたらその会社は危ないと言われるが少し深く考えてみる。
本社屋、人員整備、設備投資(人物、金、QDC)

5-3 しくみと仕掛け
ビジネスの基本といわれるこれらの言葉をもう少し考察しよう。
しくみ(農耕民族)⇒NHK「挑戦者たち」⇒マニュアル
しかけ(狩猟民族)⇒日本と欧米の違い⇒戦略

5-4 同名種異業と異名種同業
一つの業種も経時的には異業種とも言える程変化する。
今、創業時の業種は同業種ではなく、異業種にあるのではないか?

5-5 真理と流行とサイクル
人は受け入れやすい言葉に騙されやすい真実は違うところにあるのではないだろうか。
・世界最適調達
・アワーレイト
・スピード経営

5-6 家族と家業
プライベートや週末はおなじ時間でもオフビジネス。この意味を考えよう。   

5-7 商いの原則(江戸の商人)
現在の日本の商人は江戸に始まる。
当時ビジネスは現在よりはるかに困難であったことは容易に想像できる。

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